遺品整理は時代とともに

2021/10/23 ブログ

遺品整理は時代で変った


現代ほど遺品整理という仕事に対して注目が集まっている時代はこれまでなかったでしょう。なぜならば遺品整理は家族や身内で行ってきたものだからです。

 

日本の高齢化の急速な進展と、核家族化に代表される社会構造の変容に伴い、遺品整理業は、特に需要が高まってきているのです。

 

故人の部屋の片づけ、清掃、不要品の処分などの遺品整理は、これまで家族の手で行われることが一般的でした。しかし、現代のライフスタイルにおいては、時間的にも人手の面でも、ご遺族の力だけでは支えきれないのが現状です。

 

また、故人とあまり仲良くなったという関係であれば、わざわざ時間も手間もかけて自分でやりたいとも思わないものです。お金をかけても遺品整理業者に頼みたいでしょう。

 

こうした社会背景を受け、遺品整理業の事業者数も年々増えています。けれど現時点では遺品整理業に関する法整備がほとんど整っていないこともあり、不要品を不法投棄したり、不当に高額な料金を請求するような業者もありますから注意が必要です。

 

デジタル遺品にも対処を


今は電車で周りを見渡すとほとんどの人がスマホを触っているのが日常のありふれた光景となっているように、約20年の間に社会のデジタル化は目まぐるしい勢いで進んでいます。

 

デジタル化が進む一方、持ち主が亡くなることでスマホなどがデジタル遺品となるケースも増えています。膨大な個人情報を含んでいるデジタル遺品もまた遺品整理の対象になります。

 

安心して遺すためにはどうすればいいのか、それには家族との話し合いも必要です。様々なものがデジタル化されている近年において、遺族が整理することになる遺品は目に見える物だけではありません。

 

多くの人が活用しているパソコン・スマホといったデジタル機器や、インターネット上に保存した写真などのデータは、持ち主が亡くなると遺品となり、従来の遺品と同様、残された遺族が管理・整理することになります。

 

時代の変化に伴い社会のIT化が進む今、デジタル機器やデータも私たちの日常に溶け込み、身近なものとして存在しています。便利なツールであることからその利用者は増加傾向にありますが、誰でも簡単に活用できる一方、デリケートで個人的な要素を含んでいるものがほとんどで、トラブルに繋がる危険性も持ち合わせています。

 

しかし、その特有のリスクを日頃から意識している方が少ないのも現状です。持ち主が亡くなり、残されたデジタル遺品が持っている情報には、故人や友人の電話番号・住所・メールアドレスだけではなく、ネットショッピングで利用したクレジットカードの履歴や、ネットバンクの情報、FXの取引状況やパソコンで作成した確定申告書など、利用状況に合わせてその種類も多岐にわたります。

 

利用者本人でも管理が難しいデジタル機器やデータを、デジタル遺品として突如引き継ぎ、整理・管理することになった遺族が抱える不安や負担の大きさは計り知れません。

 

適切な扱い方がわからないため、ハードディスクのデータを消去しないまま売却したり、パスワードがわからないからそのままリサイクルショップ売る、誰も使わないからゴミと一緒にDVDレコーダーを廃棄処分したなどの方法で遺品整理を終えた後、後日、遺族のもとへ思いもよらぬトラブルが飛び込んでくるなど、比較的高いリスクを持っているのがデジタル遺品でもあるのです。

 

デジタル遺品として残されるものがどのように存在し、どのような種類があるのか、またそれらを整理する最適な方法を知っておくことはトラブルを未然に防ぐ最大の対策になります。これからの時代に避けることができないデジタル遺品だからこそ整理のやり方も調べておくことが必要です。