遺品整理を依頼する場合の業者の選択

2021/11/28 ブログ
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現在の日本は高齢化社会の進展に加え、少子化や核家族化によって子どもと一緒に暮らす親が減ったため、非常に増えているのが独居老人だけの世帯です。それに伴い、社会問題にまで発展しているのが独居老人の「孤独死」です。また、孤独死が増えたことで新たなサービスとして必要とされているのが、「遺品整理」です。

 

遺品整理の代行


従来、親などが亡くなると、形見でもある遺品の整理は家族が行っていました。ただ、近年は家族が遠く離れていたり、近隣に身寄りの無かったりする独居老人が多くなっており、遺品整理がままならないケースが少なくありません。このような社会環境の変化によってニーズの拡大しているのが、専門業者による遺品整理の代行です。

 

遺品整理業に必要な資格


遺品整理を行うのは主に不用品回収業者であり、社会的背景もあってその数が増加しています。なお、現時点では遺品整理事業に関する法律がないため、どの企業でもできる事業になっています。しかしながら、特定の作業を行うにあたっては資格・許可の必要なものがあります。

 

遺品整理士


遺品整理に対する知識や適切な整理方法を習得した人に民間団体の遺品整理士認定協会から与えられる資格です。法令に則った廃棄物処理方法や遺品の取扱い、遺品整理に関係する法律についての講義を受け、講習を修了した人だけが認定を受けます。別に、遺品整理業にとって必須な資格ではありませんが、資格の保有が信頼性に繋がります。

 

古物商許可証


中古品の売買をする上で必須な資格です。遺品の中には骨董品や絵画といった価値あるものの含まれていることがあります。これらは不用品として回収してもらうのではなく、買取ってもらった方がお得になります。そのような中古品の買取業務を行うためには、「古物商許可証」が必要になります。古物商許可証は各都道府県の公安委員会に申請して取得します。

 

資格の所持の確認


遺品整理業者の中には、資格や許可証を持っていない悪徳業者が実際にいます。そのような業者は引取った遺品を不法投棄する可能性があります。当然、遺品の相続人である遺族の責任も問われかねません。

 

また、故人の供養や大切な形見を守るためにも、遺品整理は正式な資格を保有し、専門的な知識と経験を持つ業者に依頼することが大事です。遺品整理に関しては業界自体に未だ自己管理のためのシステムが構築されておらず、料金も業者によってまちまちです。

 

従って、遺品整理を依頼する場合は、複数の業者から見積りをもらうことが得策です。その点では、ネット上で複数の業者から見積りを取れる一括見積りサイトの利用が有効と言えます。

 

まとめ


現在は核家族化や少子化が進んでおり、親と離れて暮らすことが一般化しているため、遺品整理を行うことが現実には難しくなっている面があります。かといって、肉親の遺品には大事な思い出や大切な愛の証が含まれており、勝手に処分されても困ります。悔いを残さないためにも、遺品整理は専門業者に依頼して適切に対応してもらうことが重要になります。